春の天気とVBA

某所VBAについてのエントリとそれに対するコメント群を読んでモヤモヤしてる。


ExcelやAccessのVBAには、
かゆいところに手が届かない、無駄に記述が冗長になる、エラー処理がイマイチ
というような割と高望みな欲求から見た欠点と、
最強のインストールベースと最強(かつ最凶)の編集GUIを誇るExcelやらの機能をフルに活用できるという、その立ち位置からくる利点があり、
褒めたものかけなしたものか評価に非常に困るところがある。


しかも、もう10年以上「そろそろ世代交代するかも?」と見られ続けている一方でなかなかサポートが切られないし(ブラウザ版のOfficeだと流石に動かないが)、本屋にはいまだに入門者のための書籍が山積みだし、Web上に非常に充実した教材が揃っていて至れり尽くせりだし、実は意外に拡張性がある(DB接続もできるし、なんちゃってマルチスレッドもできるし、COMを自作すれば何でも呼び出せる)し、リボンUIになって微妙になったとはいえ、依然としてメニュー項目のカスタマイズなんかもできる。

 

なのに、後釜にはすべてが微妙なJavaScriptを持ってこられたりしてるし、 (Sharepoint関連を含んだ)Office365とかのブラウザ版Officeではハブられてるし、以前あった便利なActiveXが同梱されなくなってたりするし、メニューカスタマイズは昔ほどやりたい放題じゃなくなっているし、以前程の隆盛どあいは見せていないことを否定できるものではない。

 

そういった事情があるために、人に勉強することを奨めるべきなのかどうか、まことに怪しいところである。ただこのままモヤモヤしていると一向に寝られないので何とか結論を出してみる。

 

少なくとも一つ言えることは、必要性が発生したらすさまじい速度で勉強することが可能な技術であるということだ。その日が来る可能性は割合多くの人にあるので、読めるようになる程度の文法の勉強とRubyPythonのような筋のいい高級言語の勉強をしておくことは奨められるのではないだろうか。