「シンプル」ということ

「シンプル」が洗練されたもののことを指している場合がある。
洗練とは何か。独り善がりでない(コンテキストに束縛されていない)価値があることである。
価値がある言葉(あるいはなんらかの概念)とは何か。受け手にとって筋が通っている(==受け手の世界観に接続できる*注1:造語です)言葉である。
(言葉以外のものに関する価値については、このさい省略)
世界観に接続できるということは、受け取ったその者の一部として(比較的すぐに)使えるということである。
その言葉が情念に重きをおいたものであっても、論理に重きをおいたものであっても問題ない。ただ、情念というのは、コンテキストに依存する場合が多い(そうでない場合もある)。
第三者からみて(ほぼ)常に有用なもの、それがシンプルな価値のあるものだ。


何が言いたいかというと、シンプルなことの価値というのは、誰もが扱えるがための価値だということです。
そして、それにいたるための過程は単純ではありません。
シンプル イズ ベスト!