はてブと格差

某ちきりん女史のはてな訪問エントリ( http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20130115 )に寄せて。

ちきりん女史(以下ち女史)は、自身のダイアリーのはてなブックマークコメントを大分前に非表示設定にしてから
それまでほど注目を集めなくなっていたのだけど、それはネガティブコメントを回避することとのトレードオフで選択したことなんだと思っていた。


だけど、前述のエントリでそうではない旨(もしくは、それだけではない旨?)が書いてあって、かつ、その近くに自身の別エントリ「横の壁がなくなる」
( http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20100517 )へのリンクが貼ってあったので、なんとなく非表示にした理由らしきものが分かった気がした。


つまり、
ちきりん女史の昔のエントリのはてブコメントが炎上しまくりだったのは、
前提や境遇を共有しない人たちが閲覧して思い思いのことを言うからであって、
それ自体は別に良くも悪くも無い事だ、とち女史も思っていたが、
そのコメントを付けている人々があまりにもその構造に無自覚で、
見るに堪えなかったということではないだろうか。
(さらに言うと、もともとあった格差がネットによって目に見える範囲に現れただけなのに
 その構造を理解せずに、コメントでち女史に「自分(だけと)と同じ目線で」書くべきだ、という
 ことを書き連ねる人が多かったことが許せなかったのだと思う。)


で、ここまでの推測が正しいのだとすれば、ち女史はわりと繊細な人間ではないかと思われる。
というのも、割と格差の上から話しているにも関わらず、自分を読者に対して正当化する面の皮の厚さはなくて、それだからこそのコメント非表示化だったのだろうと思われるからだ。(面の皮が厚くない=繊細、は少し飛躍かもしれないが)


個人的には、またコメント公開してフレーム連発してほしいのだけど、
一方で揮発性の高いエントリに対するはてブにはある程度のブレーキがあった方がいい気もするので、
完全公開と完全非表示の間に何らかの中間状態を設定できるように、はてな様に機能追加をして欲しいところ。


ああ、オチがない。
深夜に文章を書くとこれだから;