政府による弱者救済の忌避、の話のつづき

昨日の非常に読みづらいエントリを読んでくださった方がいたようで、トラックバックをいただいた。が、なんとなく引用部分の使われ方に違和感があった。
なぜだろうと思って、自分の書いたエントリをよく読んでみると、思いっきり説明部分が抜けていた。引用部分

[[このブログでは、すなふきんさんの議論を受けているのだが「不正受給」が少なくないと、内心に照らして理解するという文章が出てくる。このフリーライダー忌避理論にこのところよくお目にかかる。]]

の斜体字部分、「不正受給」が少なくないと、内心に照らして理解、なのだが、この段落ではもともと「不正受給」に、
直接受給する行為の他に、公共事業だの助成金漬け企業だのの権益のおこぼれに与る行為を含めようとしていて、かぎかっこが付いているのもそのつもりで書いていたからだったのだが、いま読み返すといかにも苦しい。まったく奇を衒おうとしすぎである。ただ、そこで言おうとしていたのは、

フリーライダー忌避をしている層が、実は結構おこぼれに与っていて、それゆえに、よりはっきりと税金の使われ方としてリーズナブルでないと確信しているのではないか

ということだ。
また、ついでに説明を加えるなら、おこぼれに与っているにもかかわらず予算の額を多く欲しくない理由は、その割り当てが十分でないと思っているからだろう。

このへんの事情は中国や韓国に通じるところがあるんじゃないかと思っている。



トラックバックをもらった相手のブログはかなりリスペクトしているところなのだが、引用したエントリのラストの「ゴドーを待ちながら」は無いんじゃないかと思わざるを得ない。来ない話のタイトルを出してどうするよ・・・。