はてなダイアリーとWikiとの比較から感じること

はてなダイアリーはやはり日記システムなので、Wikiで有りうるような「頻繁に更新されるページ」というものがない。というか、あとから日記が頻繁に更新される日なんてのがあったらおかしい。やはり日記とはガンガン書き流して、あとは検索するぐらいのものなのだろう。


Wikiではページを作って分けるであろう、文章のジャンルによる抽出は、見出しでのキーワード設定によって簡易検索を可能とすることで対応しているようだ。
これは、便利である一方、大雑把な分類が必然になってしまうような気がする。
あまりたくさんのジャンルを設定すると散逸しすぎて要領を得なくなる可能性があるからだ。
ただし、時期を経て同じキーワードでも自分の中での位置付けが変化してきたと感じたならば、キーワードに期間を明記することで、実質的にWiki(ただし日記的用法の)と同じような使い方ができる・・・かも知れない。
ただしその場合は、そのキーワードに対する自分の姿勢がどう変わったかを簡易検索で見れる、というキーワード見出しの本来のメリットの一つを少々放棄してしまうことになるかもしれないが。


それにつけても、日記のような徒然なるままに書いた文章に対しては、あとから編集してまとめなおしたものを、ビューとして提供できる仕組みが欲しい、と感じる。
Wikiには、こういうものは皆無に近いのだ(自作のWikiに一番付けたいと思っていたものはこれである)が、はてなダイアリーでもやはりそう言うものはない。
Wikiでは、改訂版ページを作って、リニューアルするという手があるが、日記ではそう言うわけにはいかない。以前の論説を受けて、アレはこういう風に書いていた方が良かったとか、思いなおして今ではこう思うというような形で言及することはできるが、純粋にビューを提供するなどということはなかなかやり辛い。
本来、言葉というのはライブ性のものだから、昔の発言には多くを求めず、検索でヒットすれば充分、というのも割り切り方としては良いともいえるが、やはり大量の記述を溜め込むのであるから、よりよい活用法が有れば、そちらを利用したいと思う。


#こういうこと書くと、じゃあ何ならいいんだ、って言われるんだよなぁ・・・。