「泡の洗浄力」という洗剤のキャッチコピーを見てから、
「泡」自体に洗浄力がある物なのか?と疑問に思っていたが、ある意味泡だっていない水より洗浄力があると言って問題ない、と考えるに至った。

洗い物に水だけをかけ続けているとき、水道の蛇口から、泡がいっぱい混ざった水が出ている状態の方が、同量の水の、泡の混ざっていない状態よりも
汚れがよく落ちるように思う。

想像しうるメカニズムとしては、泡交じりだと水同士の分子間力が比較的弱いため、洗い物の表面付近での水分子の速度が落ちにくいということがあるのではないかと思う。
また、同じく分子間力が弱いせいで、コーナー部分で水がよどむことが少なく、隅々まで汚れが落ちるという結果を得られるのだと思う。

しかし、件の洗剤の使用されるケースにおいては、表面付近での速度向上が本当に大きな効果を生むのかどうかは少々怪しい。
というのも、洗濯機の中ではあまり泡は水の中で常に大量に混ざっている様には見えないからだ。

金魚の水槽の様に、泡を機械的に送り込んでやれば面白いような気もするが、どこのメーカーもやってないところを見ると、そこまでする必要はないのだろう。
その一方で、最近はやりの少量の水で洗う洗濯機は結果的に表面速度の上昇効果を得られているように思う。

衆議院選挙の結果に思う事

今さらな感じもするけども、一応。


民主党の勝ち過ぎ、というしかない程の結果ではあるけども、民主党の安定政権ができるとはとても思えない、というのが第一感。

小沢代表代行が党内を完全掌握でもしていない限り、派閥争いが勃発するのは確定的にあk(以下略)。

自民党も更なる内紛(というか解体?)の危険を孕んでいて、とても「二大政党制の始まり」なんていう雰囲気じゃない。


麻生総理は別に何もへまをやらかしてなんかいないけど、慶喜公みたいな立場になってしまった感じ。溜まりに溜まった歪みと外部環境の変化が重なって、挽回させてもらえなかった。


それにしても恐ろしいのは小選挙区制選挙。変わるときには一気に塗り替わってしまう。あんまりいい傾向じゃないと思う。

さらに、政策に関してまともな争点があった感じがしない。民主党の主張は9割がた「政権交代」だけだったし、自民党がとっくに福祉路線に舵を切り始めていたから、政策の面で違いがあったのはトンデモな部分だけだったし。


なので、民主党が9月からやるべきなのは、「麻生政権の政策の継続」という事になってしまうんじゃないかと。そこから幾つかポカをやらかして(継続というほどの事も出来なくて)あっちこっちに被害が出て、というのが予想展開。

もちろん、利益誘導先は若干変わることになるだろうけど、予算見直しを今からやっても、省庁としてはそんなに実際にやることを変えられる訳は無いから、目先の付け替えをやるだけだろうし。


とりあえず、民主党のスポンサーへの対応と労働行政と概算要求には目いっぱい注目せざるを得ない。

APIがあれば何でもできる・・・

そう思っていた時期が私にもありました。

自分が一方的にfollowしている人が6時間前に疑問を呟いていたので、自分も気になってググった後、その人にも伝えておこうかな、と思ったが、
既に答えを教えて貰っている可能性に思いいたり、その人のfollowerの発言をチェックして確認しよう!と思ったので、
TwitterAPIのページとRuby版ライブラリ「twitter4r」のリファレンスを見て、目的のメッセージ群を習得する方法を調べてみたが、
どうも公開されている情報には見当たらない。

メッセージなどを習得するには数字のidが必要で、自分のfollowerのidを取得する事は出来ても、followingリストに載っている人のidを習得することは出来ない、という仕様になっているらしい。

つまり、どうしても調べたければ、公式ページのfollowingリストを辿れと・・・。
当然、ブラウザと同じことをすれば最終的には取得できる訳だが、APIでお手軽に、とはいかないようだ。


考えてみれば、一方的にfollowしている人の情報をどんどん集められるようにする訳にはいかないという事なんだと思う。・・・たとえ公式ページからブラウズすれば調べられる事であっても。


という事で、n番目の回答であっても気にしないことに決定。

はてなダイアリーを書こうとすると気が重くなる理由を取り除く取り組み

ということで、スタイルシートとテーマを弄ってみた(最初からしておけという感じではあるが・・・)。


少なくとも、自分には見やすくなった・・・様に思う。ただ、小さい画面だと見づらいかもしれない。

しかし、自分のモチベーション向上が一番大事なので、これでいいという事にしておく。

はてなダイアリーを書こうとすると気が重くなる理由

書いたものを自分で見ても、見づらい感じになってしまうから。
改行とか段落間の空白行の高さとかが本当にヒドイ。


ただでさえ読みづらい文章しか書けないのに、見た目で余計に凹まされるとか、勘弁してほしい。


・・・とか愚痴ってみる。

hidezumi氏のブログ「Keynote」のエントリ「意味がわからない」がスゴい件について

いつも、鋭い分析と興味深い結論、または、鋭い分析と残念な結論で読者を思索に耽らせてくれる思考実験ブログ(多分)「Keynote」だが、
今日、溜まっていた未読RSSを眺めていたところ、「意味がわからない」というエントリがあった。
意味がわからん (Keynotes)

自分に意味がわからないことを愚痴ったエントリだったら嫌だなぁ、そんなの読みたくないなぁ、と思いながらも、「でもそんな普通のエントリがこのブログにある訳もないよなぁ」ということで、最初5%ぐらいの期待だけを携えて本文を読んでみた。


なんと、これは、「意味がわからない」とコメントを寄せられた、という内容から始まるエントリであり、さらにそこから超展開(これはいつもの通り)でメタ心理分析が繰り広げられていた。だが、ここまでならまだ「展開スゲェ」で片付くことであり、驚くような話ではない(驚いていたら氏のブログは読めない)。


まず、導入部分の最後、

多分、投稿者の「わからない」にはいくつかの意味合いがあるのではないか。わざわざ「匿名」と書いて投稿されているので、これ以上の情報を得る事はできないのだが。

  • 読み進めてきたものの、地図が作られなかった。
  • 読み進めてきたものの、最終成果物が何なのかわからなかった。
  • 作者がなぜこんなことを考えているのか理由がわからない。

非常に冷静な自サイト分析・・・。これだけでも尊敬の対象にするに値するのだが、とりあえずそれは置いておくとして。(だけど、この特性を承知で公開してるhidezumi氏がドSであることは確定的に明らか。)


ここから、この「わからない」を人がどう処理するか、ということを含めて考察が始まる。


若干の前振り(GUIとコマンドラインという例え+α)をしてから、

もうひとつ「わかりやすい」の質がある。それはアタマの使い方の質の問題だ。抽象的なルールをわかりやすいという人(直感型)と、具体的な行為や光景がわかりやすい(感覚型)の人がいるのだ。

とある通り、ここでターゲットを「抽象的なルールをわかりやすいという人」と「具体的な行為や光景がわかりやすいという人」に分類している。可能性の問題を言うなら、ほかにも「「わかりやすい」の質」のパターンはあってもよいとは思うけれども、この大別は概ね市民権を得ていると思うので良いと思う。
実際、後者に属する人の割合は圧倒的だ。一般的に論争になりがちなのが、この2パターンの対立であることは確定t(以下略)。それゆえに、極めて多くのWebSiteにおいて、この対立についての話がとりあげられている。
しかし、この対立のやっかいなところは、前者が後者の存在を一応認識しているのに、後者は前者の存在を正確に認識しておらず(その性質についての理解が殆ど無いため別グループとすら思っていない)、しかも後者が数の上で圧倒的であることだ。ゆえに、圧倒的多数である後者に属する人は、対立軸を正確に理解していないことが多い。


その後、

日本の週刊誌は感覚的な人たちが「わかる」と言えるようにできている。だから、ほとんどの記事は次のように書かれている。「吉田茂の孫である麻生さんと、鳩山一郎の孫である鳩山由紀夫が争っているのが今の政治抗争の本質である。思えば、バカヤロー解散の時には…」

と、その性質が与える影響について書いてある。これがまた非常に頷かされる文章である。あとは読んでみれば良いと思う。ただ、「この二つの「わかりやすさ」が状況を悪化させることもある。」は、「この二つの「わかりやすさ」が状況を悪化させることもある。」の間違いだろう。


それで、このエントリの何がすごいのかということだが、僕は、

  • ドラッグアンドドロップの例をもって、抽象化ルールによるわかりやすさとは何かということを(おそらく後者に属する人でも)分かりやすく語っていること
  • その害についてしっかり書いてあること

の2点について主にすごいと思った。こういうエントリを多くの人が読んでくれるようなことがあれば、状況は改善するに違いない。だけど「訳がわからない」とかコメント送られるブログだから、それは望みづらいことなのかもしれない。

これから流行るもの(社会政策的に)

公的教育の一環として、受験手当の付く職業技能検定試験が流行る!・・・と電波飛ばしてみる。


技術士とか、そんなんを受験料をマイナスにした感じの。あと、即興チームワーク検定とかあって欲しい。サッカークラブのトライアルでチーム組まされる分みたいなソレで。


移民とか、肉体改造とか、逆差別とか、○○○社会とか考えてたら、個体の生産力特性評価として大事な気がしてきた。



妄想の発端の一部は、連合総研イニシアチブ2009ディスカッションペーパー: hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)←このへん。